『実践Ruby on Rails 4 機能拡張編』プリント・オン・デマンド版出ました
2015/01/16
本日(2015/01/16)、Amazon より『実践Ruby on Rails 4 機能拡張編』のプリント・オン・デマンド版の見本が届きました。違いが分かりにくいですが、写真左側が本編で右側が『機能拡張編』です。
プリント・オン・デマンド(POD)というのは、客が注文してから印刷・製本して出荷するサービスです。
すでに、5ヶ月以上前の2014/08/10に Kindle 版が発売されていたのですが、諸処の事情によりプリント・オン・デマンドの発売が遅れていました。
技術書は Kindle 上ではなく紙で読みたいという方も多いのではないでしょうか。
著者にとっても、やはり製本されたものを手に取るのは大きな喜びです。
さて、『機能拡張編』の内容はどんなものでしょうか。目次は Amazon のページにある「なか見!検索」でも確認できますが、次のようなものです。
- サンプルアプリケーションの概要
- 次回から自動でログイン
- IPアドレスによるアクセス制限
- 多対多の関連付け
- 複雑なフォーム
- トランザクションと排他的ロック
- フォームの確認画面
- Ajax
- ツリー構造
- タグ付け
本編で作ってきた Baukis というサンプルアプリケーションの機能をさらに拡張していく、と言う意味で『機能拡張編』というタイトルになっています。
私としてはこれらの内容も本編に含めたかったのですが、Chapter 21 までで 500 ページを超える分量になってしまったので、Chapter 22 以降を『機能拡張編』として分離し、Kindle 版と POD 版で出すことになりました。
『機能拡張編』の中での筆者のお薦めは、第4章「多対多の関連付け」から第6章「トランザクションと排他的ロック」までの3章です。
ここでは、顧客向けの各種プログラム(催し物、イベント、講習会、セミナー、キャンペーンなど)とプログラムへの申込者を管理する機能を作っています。
Web アプリケーションの典型的な機能であり、この開発パターンを身に付ければ、さまざまに応用できます。
特に Ruby on Rails の文脈で「排他的ロック」を解説した部分は、割と面白いんじゃないでしょうか。
痛いのは、本編と『機能拡張編』を両方購入すると 7,000 円を超えてしまうところです。
是非両方とも購入して通読してほしいのですが、本編終了時のソースコードは読者サポートページからダウンロードできるし、『機能拡張編』の Chapter 1 でサンプルアプリケーションの概要を説明しているので、『機能拡張編』単独でも読めるようになっています。目次の中に気になる項目がありましたら、是非 Amazon で発注してください(一般書店では購入できません)。