サーバーの準備(Ubuntu Server 12.04 LTS編)
2012/05/04
『改訂新版 基礎Ruby on Rails』 読者サポートページ > Rails本番環境構築ガイド
Ubuntu Server 12.04 LTSでRailsアプリケーションを運用するために必要な準備作業を行います。
本稿が対象とする OS は Ubuntu 12.04 LTS のサーバ版です。Railsアプリケーションを実運用したい方向けに書いています。デスクトップ版のUbuntuでRuby/Railsの学習やRailsアプリケーションの開発をしたい方は、Ruby on Rails 3.2 を Ubuntu にインストールする手順をかなり丁寧に説明してみましたをご覧ください。
この文章の内容は、随時更新しています。最終更新日: 2013/02/07
OSのインストール作業は完了しているものとします。また、インストール時に作られる管理者ユーザーの名前は kuroda
であるとします。ご自分で設定した名前で読み替えてください。
以下の手順は、すべてkurodaユーザーで実行してください。行頭の %
はコマンドプロンプトですので、入力から省いてください。
各種パッケージのインストール
% sudo apt-get update % sudo apt-get upgrade % sudo apt-get install build-essential automake ssh git % sudo apt-get install zlib1g-dev libssl-dev libreadline6-dev libyaml-dev libxml2-dev libxslt-dev % sudo apt-get install libsqlite3-dev libcurl4-openssl-dev % sudo apt-get install apache2 openssh-server apache2-prefork-dev libapr1-dev libaprutil1-dev
RMagick を使うつもりであれば、さらに以下のコマンドも実行してください。
% sudo apt-get install imagemagick libmagickwand-dev
ファイアウォールの設定
% sudo ufw default deny % sudo ufw allow 22/tcp % sudo ufw allow 80/tcp % sudo ufw enable
sshとhttpによる接続だけを許可しています。必要に応じて変更してください。
% sudo ufw status Status: active To Action From -- ------ ---- 22/tcp ALLOW Anywhere 80/tcp ALLOW Anywhere 22/tcp ALLOW Anywhere (v6) 80/tcp ALLOW Anywhere (v6)
ファイアウォールの設定を確認しています。
目次
- VirtualBoxによる仮想マシンのインストール
- MinGWのインストール (Windowsユーザー向け)
- サーバーの準備(CentOS 6.2編)
- サーバーの準備(Ubuntu Server 12.04 LTS編)
- サーバーの準備(Ubuntu Server 10.04 LTS編)
- SSH公開鍵の設置
- Ruby 1.9.3のインストール
- Railsアプリケーションのセットアップ
- ApacheとPhusion Passengerのセットアップ
- データベースとの接続(MySQL編)
- データベースとの接続(PostgreSQL編)
- Capistranoによるデプロイ
- Gitレポジトリの作成
- 続・Capistranoによるデプロイ