VagrantでCentOS 6を使用するときの問題点について
2017/03/23
このページでは、『実践Ruby on Rails 4: 現場のプロから学ぶ本格Webプログラミング』(インプレスジャパン刊、2014年5月23日発売)の 2.4 節「Vagrantによる仮想マシンの構築」に関して、2017年3月23日時点で判明している問題について説明します。
現時点で書けるのは問題点のみです。解決策については、調査中です。問題が解決されるまでの間、読者の皆様には Ubuntu 版の Vagrantfile を利用されるようお願い申し上げます。
以下、問題点を列挙します。
Windows 10 において VirtualBox 5.1, Vagrant 1.9.3 をインストールした上で、
vagrant upコマンドを実行すると、仮想マシンの構築に失敗する。ただし、Vagrantfileの 6 行目の末尾に, host_ip: "127.0.0.1"という記述を追加すると構築に成功する。Windows 10 において
vagrant sshコマンドを実行しても SSH 経由でゲストOSにログインできない。ただし、この問題はvagrant ssh-config >> ~/.ssh/configコマンドを実行してからssh defaultコマンドを実行すれば解消する。Windows 10/macOS 共通の問題。P.22 で
/vagrantディレクトリにtext.txtファイルを作成しても、ホストOS(macOS)側でそのファイルが見えない。この問題に関しては、解決策が発見されていない。
最後の問題が共有フォルダに関連することは明らかだと思われます。そこで、Qiita の記事 http://qiita.com/isaoshimizu/items/e217008b8f6e79eccc85 を参考にして VirtualBox Guest Additions をインストールしてみましたが、解決に至りませんでした。
何か情報をお持ちの方は、[email protected] までご連絡いただけるととても助かります。よろしくお願いいたします。
2017年5月25日追記
この文書に書かれている問題については、CentOS 6 用の新しい Vagrantfile (1.0.5) を使用することで回避できます。
ただし、書籍の p.19 および p.20 で Vagrant をインストールした後に、ターミナルで次のコマンドを実行してください。
vagrant plugin install vagrant-vbguest
また、書籍の p.47 で Gemfile の末尾に記述を加える際、最初の gem 'therubyracer', platform: :ruby という行を除いてください。
