Git or Mercurial

分散バージョン管理システムとしてGitを使うかMercurialを使うか、私は迷っています。多分、あなたもそうでしょう。

気持ち的にはほぼ結論が出ているのですが、本当にそれでよいのか、今ひとつ自信が持てません。

ソフトウェア開発のインフラとなるこの種のソフトウェアは、そんなに頻繁に変えたくありません。この決断は開発チーム全体を巻き込むものです。おいそれとはできません。

私は余暇を使って両方を試してみました。よく似ている点もありますが、使用感がかなり異なるところもあります。しかし、お試し程度の使用では、本質的な違いはよく分かりません。

少なくともRails業界では、MercurialはGitの後塵を拝しているようです。つい最近(4/2)にDavidが発表したように、Ruby on RailsのソースレポジトリはGitで管理されることになりました。

他方、2007年末から2008年初頭にかけてはOpenJDKがTeamWareからMercurialリポジトリに移行したり（関連記事）、NetBeansのリポジトリがCVSからMercurialに移行したり（関連記事）といった大きな動きもありました。もっとも、私の知人のように「Javaの色が付いた」と感じる人もいるようですが。

さて、どうしましょうかね。
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黒田努