Windows + Rails + MySQL 5.1
2010/07/20
先日のRailsセミナーで講師をした時の話。
参加者の方々には事前に Ruby 1.8.7, Rails 3.0.0.beta4, MySQL 5.1 をインストールした上で会場に集まっていただきました。
いざ、実習を始めてみると、Rails アプリケーションから MySQL サーバに接続できないという症状が出て、先に進めなくなってしまいました。
mysql-win gem をインストールして、ちゃんと database.yml も設定してあるのに、コマンドプロンプトで rake db:create
を実行すると
Access denied for user 'root'@'localhost' (using password: NO). Please provide the root password for your mysql installation
というエラーメッセージが出て止まってしまいます。
とりあえず SQLite3 に切り替えて実習を再開することにしたのですが、非常に焦りました。
その後、調べてみると、Windows 用の MySQL API モジュール mysql-win の最新版 2.8.1 が MySQL 5.1 に対応していないことが判明しました。
Windows上でRubyからMySQL 5.1を使うによれば、mysql gem を最新のソースツリーからビルドすれば MySQL 5.1 に対応できるそうです。
しかし、プログラミング初心者の方にとって「ソースからビルド」は、かなりハードルが高いですね。
そこで、MySQL 5.1 をアンインストールして、MySQL 5.0 をインストールしてもらおうと考えたのですが、mysql.com のダウンロードページに行っても見つかりません。
実は、MySQL 5.0 シリーズはすでに EOL (End of Life) 扱いになっていて、利用が推奨されていないんですね。
Google で探すと、次のURLからダウンロードできることが分かりました。
mysql-win gem 2.8.2 が正式にリリースされるまで、Windows ユーザーの方々には MySQL 5.0 の利用をお勧めいたします。